小瀬田の四季 - 埼玉県シェアリングネイチャー協会

埼玉県シェアリングネイチャー協会

セミナー・研修

小瀬田の四季

『小瀬田プロジェクト』 から 『小瀬田の四季』へ改名しました。

有機の里・埼玉県小川町の最西端にある小瀬田は、日本の里山の原風景を残すところです。
豊かな生態系と四季折々に見られる景観は、人間と自然との関わりを身をもって理解できる場所であり、
わたしの心に安らぎをもたらしてくれます。

わたしたちはこの小瀬田の移り変わる四季の変化を
楽しみ・学び・大切にしていくための活動を実施しています。

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2025年1月の活動報告

令和7年1月19日(日)
今月は参加者が少なめではありましたが、様々な落ち葉あそびや落ち葉かきをする等めいいっぱい落ち葉で楽しむ一日となりました。

●落ち葉を使ったあそびを次々と体験
1.のぞく 穴の空いた葉っぱを 探して、そこから覗く小瀬田の風景はどんな風に映るかな。
「穴を通すと、なぜか見ているものがはっきり見える」「見る穴によって、見え方が変わるので面白い」等、いつも見ている景色が葉っぱの穴を通すと、なかなか素敵な世界が広がっていました。

2.並べる 個々に自分なりのテーマをもって、葉っぱ並べて、互いに何をテーマにしているかを当てっこしました。
大きい順、グラデーション、葉っぱのシミが多い順、自分の好きな葉っぱ順等、テーマに合わせた
葉っぱ探しも、テーマを当てるのもなかなか面白かったです。

3.さす 落ち葉を焼き鳥のように刺していくゲーム
1分間でどれだけ刺せるか競い合いました。
1回戦目は手を使って刺していきました。
2回めは、始める前にどうやったら早くたくさんさせるかとかどういう棒が刺しやすいかとか作戦を立ててから…
少し太めの枝で大きめで柔らかい葉を力いっぱい刺すと早くのがわかりました。

4.うもれる 落ち葉はきで落ち葉を集めた後に、行う予定にしましたが、落ち葉を集めた位置や時間の関係上、本日はなしとなりました。

5.集める じゃんけん落ち葉
じゃんけんをして勝ったら葉っぱを、拾えるルール。ただし、同じ葉っぱは拾ってはらいけない

6.探す 落ち葉顔と落ち葉のささやき
顔に見える葉っぱを探し、どんなことを話をしそうか考え、コメントをつけました。

7.落ち葉の100人一首 短歌のように読む
これと思った葉っぱを取り札に、その葉を表すそうな読み札を作成
カルタ取りならぬ葉っぱ取りをしました。

8.落ち葉キャッチ 落ち葉が1枚も落ちてこず

●落ち葉かき
斜面から落ち葉をかき、集めました。
落ち葉を発酵させて堆肥にし、野菜の栄養にします。

●散歩 小瀬田沼周辺を散策
小瀬田沼(ため池)は12月にはかいぼりで底が見えていたけれども、今日は溜まった水が凍っていました。
さらに奥の砂防ダムには大きな鯉を2匹発見しました。

エノキの落ちた葉に冬籠りをすると言われている国蝶のオオムラサキの幼虫探し!
エノキの葉を見つけては裏返し、幼虫を探しました。
似てるけどよく見ると違いのあるゴマダラチョウの幼虫に出会い、
その後、池の近くで、オオムラサキの幼虫にも出会うことができました。
おまけに、木肌の隙間で、冬越ししているカメムシにも出会いました。
寒さをしのぎながら、天敵から身を守りながら、虫たちも春を待ち侘びているのでしょうね

今年は例年より少し遅い麦蒔きとなったようで、来月、麦ふみを行う予定です。
まだまだ寒い日が続きます。
来月も、暖かい格好と温かい食べ物を持ってくるのがおすすめです。スタッフもかはスープジャーを活用してます!

2024年12月の活動報告

小瀬田 12/22(日曜)
スタッフ4名
参加者 子ども4名 大人5名

師走らしい寒い朝、冬の小瀬田の空では、広い空間と山からの落差等、色々な条件が重なりあったからかもしれませんが、落ち葉が落ちるだけでなく、次々と舞い落ちては、舞いあがり、いくつもの落ち葉がクルクルと舞い踊っていました。

初めましてのご家族と久しぶりの参加者が多かった今回、ようこそ!ひさしぶり~!と小瀬田の自然が話しているようにもみえました。

そんな冬の小瀬田でのスタートは!
目の前に広がる小瀬田の風景と、今の自分自身を重ね合わせて感じたことや、今日遊びたいものなどをみつけて、自己紹介と合わせて、参加者の皆さんと共有しました。

次に落ち葉ジャンケン
2人組でジャンケン、勝ったら葉っぱを拾います。勝つたびに、葉っぱを拾いますが、違う種類の葉っぱを拾うのがルール これがなかなか難しい!!違う葉っぱのように見えて、よく見れば同じかもー?ギザギザしている部分がこっちの方が丸みを帯びているかも?など、見比べては手にまだ持っていない葉っぱ。
落ち葉ジャンケンで集めた葉っぱを同じ種類ごとに並べて、どんな葉っぱがあったのか、全部で何種類あったのか等、みんなで確認しました。
全部でざっと14種類ほどもありました。

ランチタイム!!
リース作り 文ちゃんにリースの土台になるクラフトテープの編み方を教わり作成
散策しながら集めた植物等を飾りつけました。クリスマスや年始をイメージした飾りが多く、華やかでした。
全部を並べて、鑑賞会をしました。

道なき道を行く
初参加のお子さん、久しぶりに来てシャイになっていたお子さんも、先頭きってみんなを誘導。
子どもたちからは、「冒険が一番楽しかった」と満足した声が聞かれました。
大人からは、「今回のルートはキツかった」「明日が筋肉痛になりそうで心配」という声があがっていました。

冬の澄んだ空気と小瀬田の自然に包まれて、心は満たされ温かく、そして子どもたちは少しづつ距離を縮めて仲良くなっていました。

PS:本日、小瀬田の動画撮影隊のまるちゃんがドローンを飛ばして、冬の小瀬田の撮影をしました。本日の参加者、スタッフも出演か?楽しみです。完成しましたら報告いたします。

2024年11月の活動報告  

小瀬田 R6.11.3
雲一つない真っ青な空の下、小瀬田探検では、カモフラージュした生き物探し、この時期ならではのキノコ観察をしました。
手のひらより大きいキノコ、くりみたいなキノコ、食べられそうなキノコ、「でも、なかなかもってキノコは難しいよね」などと言いながら、いつもの虫や草花に加えて、キノコにまつわる会話が飛び交っていました。

この日の小瀬田は、前日の雨の影響でキノコは元気いっぱいでしたが、地面はかなりのぬかるみ。裏がツルツルのスニーカーを履いてきたスタッフは、傾斜のところでズズット滑ってしまい。お尻も袖も泥だらけに。
晴天で暖かい陽気のおかげで、あっという間にドロドロになった衣類は乾き、砂をはたいたら何事もなかったようにはなりましたが、これからは冬の季節、備えあれば憂いなし!

小瀬田に来る際は、大人はトレッキングシューズ!または裏に溝のある滑らないスニーカー。そして、子どもたちには着替えを用意するがおすすめです!!

今月の小瀬田は早めに終了し、近くのカレー屋さんでランチしました。
名前から気になってしまう『最強の女』
かなりこだわって作っているだろうスパイスカレーと、セットのお茶、ケーキともに、驚きと感動がいっぱい詰まっていました。
超お勧めです!!

小川町は、個性豊かなランチを食べられるお店が何件もあります。
小瀬田を半日楽しみ、早めに終えてランチもいいですね。

2024年9月の活動報告  

小瀬田  R6.9.28(土)報告
○ところざわシェアリングネイチャー協会のメンバーが参加してくれました。
9月終わりの小瀬田では、稲の刈り取りが終わり、自然の天日や風で乾燥させていました。束ねた稲を棒などにかけて干すことを稲架(はさかけ))といい、今ではなかなか見られない日本の原風景の一つです。
稲が育つまでの過程で大活躍した合鴨ちゃんたちは役目を終え、ふくらすずめ(蛾))の幼虫は、ツンツンと棒などで刺激すると、今年も元気にヘッドロック!栗は大きくたわわになる等、小瀬田の秋の変わらない風景に嬉しくなりました。
①シェアリングネイチャー体操改め、ネイチャーム ムーブメント
より内面を意識して行えるよう働きかけてもらい、体だけでなく心もほぐれていきました。
「秋の空気、里山の稲を感じながら」
「最後は 自然のエネルギーを感じて深呼吸」

②音日記
気に入った場所を探し、しばらくその場所を味わってから音を絵やその時感じたことを記します。
季節の移り変わりを感じとり、音を感じることで、逆に音のない時間を感じる等…それぞれの感性や感じ方、心情も入り、それを共有させてもらった時間でした
③私の暦
細やかな季節を感じることができる二十四節気と七十二候を参考に作りました。五感を使い、感じたこと浮かんだことを記しました。同じ場所を共有しているので情景が浮かぶのと、みんながそれぞれ切り取ると、新しい感じ方や世界を感じることができました。
⭐︎ランチタイム
アウトドアクッキングでは、じゃがりこのポテトサラダをご馳走になりました。食べながら、アウトドア料理や薬草などをつかった自然の薬の話で盛り上がりました。

④カモフラージュ
自然物の中に置いてある人工物探し。置いてあるだけだと言うのに、なかなか見つからず、答え合わせで、あー!!という声がたくさん聞かれました。すぐ見つけられたもの、なかなか見つからないものの違いを探しながら、生き物がなぜカモフラージュしているのか考えました。

⑤自然クラフト
枝や自然物(鴨の羽、葉っぱ、花)を使い、クラフトを楽しみました。

14時終了予定が気づけば、15時過ぎ。あっという間に時間が流れていった1日でした。今回は散策なしで、ネイチャーゲーム中心の会となりましたが、小瀬田という自然豊かな場所で行うことで、より深く自然を感じるきっかけとなりました

2024年7月の活動報告

R6.7.13(土) 『田んぼの生き物調査』
 
いつものデッキのある大きな桑の木の下をベースに、今月は、小瀬田の田んぼに住む生き物を調査しました。
この日は、連日のムシムシした暑さがうそのような、カラッとした爽やかな気候になり、木陰の下にいると、まるで軽井沢にいるような気分になるほどでした。
講師に向井康治さん
〜復興田んぼの生きもの調査隊」主催〜  をお迎えし、採取の方法や見分け方、向井さん手作りの顕微鏡や田んぼの生き物図鑑を使っての観察方法など、丁寧に教えていただきました。
生き物調査はここ数年、初夏に行っています。興味のある方はぜひ来年の今頃を予定してご参加くださいね。
 
生き物調査スタート
田んぼより採取した泥水を真水でこし、生き物を見つけやすい環境にしてから、少しづつ水をトレイに移し、生き物探し。
最初は、アメンボやおたまじゃくしなど比較的大きな生き物が目にはいりますが、目が慣れてくると、みじんこサイズの生き物を見つけることができるようになりました。
見つけた生き物は、仕切りのあるトレイに仕分け、次の段階としては顕微鏡などを使い観察。
肉眼では見えなかったつぶらな目、愛らしい表情、コミカルな動きが面白く、スタッフ、参加者ともに夢中になって観察していました。
より細かい分類や種類や生物名の特定を行い、記録しました。
 
この日の生き物調査では、20種類ほどの生き物をみつけました。
*下記、小瀬田生き物調査7/13参照
 
*小瀬田生きもの調査7/13 
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注:トンボの子はヤゴ、カエルの子はおたまじゃくし、蚊の子はボウフラです。
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