小瀬田の四季 - 埼玉県シェアリングネイチャー協会

埼玉県シェアリングネイチャー協会

セミナー・研修

小瀬田の四季

『小瀬田プロジェクト』 から 『小瀬田の四季』へ改名しました。

有機の里・埼玉県小川町の最西端にある小瀬田は、日本の里山の原風景を残すところです。
豊かな生態系と四季折々に見られる景観は、人間と自然との関わりを身をもって理解できる場所であり、
わたしの心に安らぎをもたらしてくれます。

わたしたちはこの小瀬田の移り変わる四季の変化を
楽しみ・学び・大切にしていくための活動を実施しています。

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2023年2月の活動報告

活動日:2023年2月23日(木・祝)

冬晴れの中、『シェアリングネイチャー体操』からスタート。
小瀬田の心地よい空気 と おひさまの温もりが全身を
包んでくれる感覚が何とも気持ちが良かったです。

麦踏み体験
  麦の踏み残しがないようにみんなで麦の苗の上を歩いて「ふみふみ」麦を踏みます。
  日当たりによって、草の長さが変わっていくのと、
  普段踏んでは行けないと言われている苗を踏むというのは面白い体験でした。
  麦は過酷な環境ほど強くなり、たくさんの麦の実を実らせ、美味しくなります。
  麦を踏んでいるうちに、体がポカポカしてきていい運動にもなりました。
  子どもたちは麦踏みはほどほどに、小瀬田のすすきでほうき作りを始めていました。

フィールドトランプ
  メーヨが来る途中で思いついたゲームをみんなで体験。
  3人組でフィールドを探索しながら、めくった紙に書いてあるお題を探します。
  例えば、「ふしぎ」というお題に合う自然物を探し、3人の意見が一致すれば、みつかった!
  ちなみに、3人の答えは「麦踏み」  さっき行ったばかりの麦踏み。
  たしかに、ふしぎな農仕事ですよね。

*[PDF書類]

2023年1月の活動報告  

活動日:2023年1月15日()

小瀬田の管理をしている農家の桑原さんから、落ち葉かきの話を聞きました。

堆肥を作るため、落ち葉を1ヶ所にかき集めるのが落ち葉かき。
落ち葉は地面の上で分解されて栄養豊かな黒土になります。
集めて米ぬかや大豆の煮汁などをかけておくと、発酵が進み分解が早まり、良質な肥料が出来ます。
また、発酵する時の熱を利用して春先の野菜の苗床を温めることにも利用されます。
小瀬田で育てている米も大豆も麦もこの肥料で育ち、
その米のぬかや味噌作りの大豆の煮汁も肥料を作るのにつかわれ、
里山全体で循環しているというお話でした。

実際に桑原さんから落ち葉かきのやり方を教えてもらい、
みんなで落ち葉かきをしました。
斜面の上から落ち葉を熊手で1ヶ所にかき集めながら、
下に下にとまとめていく作業。
落ち葉を集まる音が、まるで波の音のようでした。
山にいるのに海にいるような不思議な体験でした。
斜面から落ち葉を落とすように集めていくのと、
みるみる山盛りになっていくのが楽しくて、みんな夢中で集めていました。

たくさん集めた落ち葉を使い、ネイチャーゲーム『大地の窓』をしました。
落ち葉の中に全身を沈め、開いているのは目元だけ。
落ち葉に身をうずめると、ホンワカ暖かく、静かな時間に空をみあげると
まるで大地や大地にいる生き物になった気分になりました。

お昼休憩には、あやちゃんが前回摘んだヤブツルアズ
キ煮が振舞われました。艶々のヤブツルアズキはとても美味しく、
『次はもっとたくさん取りたいね』と、皆がヤブツルアズキの虜になりました。

元気チャージ後は、小瀬田探検へ!
現在、小瀬田沼は水を完全に抜いて、かいぼり中。水がある時は行け
ない沼の向こうの道をはじめて探索し、小瀬田ダム池(命名)を発見!
そこには大きな魚とたぬきのトイレ(ためふん)もありました。
ドラえもんの空き地に置いてあるような、土管をみつけて中に入ったり、
急斜面を降りて川をみつけたり、岩壁のぼりなどもしました。山
肌や地面の様子もいつも探検している山とは違い、
沼の向こうには、びっくりするくらい、
ドキドキとワクワクがたくさん詰まった楽しい場所だったので、
『ドキドキわくわく楽しくてびっくりコース!?』
という名前が付けられました。

*[PDF書類]

2022年11月の活動報告

活動日:2022年11月12日()

紅葉が見頃を迎えた小瀬田。秋の深まりを感じながら、
シェアリングネイチャー体操からスタート

木の気持ちになり、地面から水を吸い込んで、体に行き渡らせて、空までのびるー。
縮こまった体が伸び、小瀬田のきれいな空気が全身に行き渡り、
気持ちいい時間となりました。

次にカモフラージュをしました。
 まずメーオさんの仕掛けたものをみんなで見つけたあと、
 2グループに分かれて、それぞれ仕掛けたものを見つけてみました。
 仕掛けるのも探すのも、子どもたちはもちろんですが、大人も本気
 でワクワクしているのが印象的でした。

散歩では、くものたまごを観察、大量のやぶつるあずきをみつけたり。
ランチを食べて文ちゃん先生の手仕事タイム。
今回は編み籠作りをしました。
ゆっくり仕上げていきます。

その後は、子どもたち希望の探検へ!
 秋の草花を摘んでリースや花束にしたり、
 猪があそびまくっただろう場所を発見し盛り上がりました。
 食べ物を探してか?地面をほじくり返したあと、
 たくさんの足跡、糞を発見したグループもいました。

来月は、そろそろ冬支度をはじめるだろう小瀬田の自然。
綺麗な葉っぱの中に埋もれたり寝転んだり、落ち葉かきができるかな?
1ヶ月後の小瀬田の自然と、葉っぱでたくさんあそべる日が今から楽しみです。

*[PDF書類]

2022年10月の活動報告

活動日:2022年10月8日()
前日は一日中本格的な雨でしたが、すっかり回復して、
穏やかな秋らしい日となりました。
スタートはいつもより少々ゆっくりの11時からとなりました。

最初にがんもどき作りをしました。
ときがわの美味しい豆腐屋さんの鬼豆腐に色々な具を混ぜて、
米油でカラっと揚げて出来上がり!
アツアツをポン酢や塩で食べました。
銀杏を割ったり、がんもどきのたねを滑らかに捏ねたり、
しゃもじですくって油に入れたり、
参加した子たちにもたくさん手伝ってもらいました。
『野外でのお料理は楽しい!そして美味しい! 』
お弁当も食べてお腹いっぱいになりました。

午後はみんなでお散歩。
稲刈りの終わった田んぼの周りには、イナゴなどのバッタがたくさんいます。
クモも秋になって急に大きくなり目立っています。
カマキリも!

大きな栗が落ちていて歓声があがりました。
見上げた木にはまだ、たくさんのいがぐり!
欲張ってみんなで木を揺すってみましたが
落ちてはきませんでした。
残念ッ!

山には山栗がありそう!とさらに進み、赤い実をとったり、
30センチはある大きなキノコを発見したり、そして山栗スポット発見。
でもイガの中はほぼ空っぽ!取れたのは数個。イノシシに先に食べられたか?
山道にはイノシシが掘り返してミミズを探した跡もたくさんありました。

途中で採ってきたヒメジョオンの花束と朴の葉を戻って
ヤギさんにあげると大喜びでした。
あっという間にムシャムシャと食べ尽くしました。
ヤギさんの好物を子どもたちはしっかり覚えたみたいです。

最後におやつを食べながら、今日楽しかったことなど順番に話しました。
虫探し、がんもどき、基地作り、今日も楽しいことたくさんありました。
たっぷり秋の小瀬田を楽しむことが出来ました。

*[PDF書類]

2022年9月の活動報告

活動日:2022年9月10日()

初秋の小瀬田は、黄金色の稲穂が頭を垂れ、収穫の日を今か今かと待ちわびて、
夏の間、水田を泳ぎ、除草や駆虫をしていた合鴨たちは役目を終えて、合鴨小屋へ。
相変わらずの集団行動をして、1匹が動けば、それに続き動き出すを、
行ったり来たりと繰り返していました。

こおろぎ、バッタ、イナゴがぴょんぴょん跳ぶなど、今回の小瀬田は虫パラダイス。
その中でも印象に残った虫たちを何匹か紹介します。

1. はばち
  芋虫発見!つぶらな瞳、綺麗な色に魅了。
  大きくなったら、ちょうちょではなく、蜂になるはばちくん。
  魅了された小学生の女の子は、みつけたはばちの幼虫に全て名前をつけていました。
  まっちゃちゃん、こうちゃくん、ラブちゃん、おこめちゃん、こっきーくん
  『かわいいなー。でも、はちになるなら家では飼えないや。』と、別れを告げていました。

2. ふくらすずめ
  葉っぱにくっついた、おれんじ色の少し派手目な蛾の幼虫。
  棒などで幼虫のいる葉や枝に少し刺激を入れると、頭をゆらゆら。強めに刺激を入れると、
  まるでここはライブ会場?というくらい激しくヘッドロック!
  ヘッドロックいもむしとあだ名がつきました。
  目が慣れてくると、あたりはヘッドロックいもむしだらけ。
  野外フェスで有名なフジロック!じゃなかった、コセダロック!
  激しく頭を振る姿を、動画でお伝え出来ないのがもどかしい!!

今月は、落ちるのが早過ぎたイガのやわらかい山栗をみつけました。
『来月は美味しく実った山栗が拾えるといいな。』
『紅葉はどんなかなー』などと、
秋の小瀬田を楽しみにしている声がたくさん聞かれました。

*[PDF書類]
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